バレット食道とは? のお話

2017/10/01

今回はちょっと難しいのですが、ここで取り上げておこうと思います。こむつかしい理由は、
まずは日本のバレット食道と世界のバレット食道の定義が違うこともあります・・・がここは日本なので
当クリニックのサイトでは日本の話に限定させていただきます。(簡潔な説明を心がけますため)
1、バレット食道とは、まずは上部消化管内視鏡(胃カメラ)をして内視鏡医が判断することにより診断されます。
  粘膜表層の問題なのでバリウムでは熟練していないと、診断はできないところが認知を遅らせていることもあると
  思われます。
2、バレットとは胃から食道(本来食道粘膜のあるはずのところに)に連続性に伸びる胃の粘膜(円柱上皮)のこと
  を呼びます。
3、胃と食道の分かれ目を決めるのは内視鏡医が上部消化管内視鏡(胃カメラ)をして、食道胃接合部の同定をして
  そこから口側にある胃粘膜(円柱上皮)をバレット食道と呼びます。
またその長さによって3cm未満はSSBE(short segment Barrett esophagus=短いバレット食道)、3cm以上は
LSBE(long segment Barrett esophagus=長いバレット食道)と専門的には呼びますが、あまり分類することへの
意義はないともいわれております。
 それではバレット食道が果たして何の問題が?ということになるとおもいますが、特に欧米の論文では
バレット食道には腺癌の発生が多くバレット腺癌と呼ばれております。発癌性に注目し一部欧米の論文では外科的や
ラジオ波などでバレット食道を切除したり、焼いてしまったりしておりますが、日本でのエビデンス
(治療の確固たる有益性)には乏しいため、日本では特に治療は行われておりません。

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