大腸憩室症 のお話

2017/08/15

 大腸憩室とは、腸管の一部の壁が嚢状に突出したもののことを言います。あまり聞き慣れない
病気ではありますが、近年増加傾向にある疾患で、報道によると先日は元モーニング娘の方が
憩室炎になったりとかもしているようです。
 食物繊維の摂取の低下も一因と考えられており、日本人の約20~30%が、この大腸憩室を
持っていると言われておりますが、そのうちの10~20%が憩室炎や憩室出血を起こすと
言われていて、憩室炎を起こすと腹痛や悪心、発熱などの症状が出現し炎症の進展度によっては
腹膜炎を起こすこともあるので要注意です。またそのほか憩室出血といってその憩室の
脆弱な部分より、出血を起こし血便などの症状が出ることもあり場合によっては緊急内視鏡で
出血を止めたり、血管造影で出血を止めなければならない症例もありますので注意が必要です。
診断には大腸カメラ(下部消化管内視鏡)検査が有用です。

診療科案内

診療Web予約

診療予約はこちら