原発性胆汁性肝硬変は原発性胆汁性胆管炎に病名が変更されております。

2018/04/16

 そこまで頻度の高い疾患ではありませんが、原発性胆汁性肝硬変は原発性胆汁性胆管炎に病名が
変更されておりますのでご注意ください。原発性胆汁性胆管炎は中年女性に多く肝臓の中の胆管
が自分の免疫細胞によって壊されてしまい、慢性的に胆汁がうったいする疾患です。昔は検査法が
古く病状が進行してから発見されることが多く、肝硬変まで進行してから診断がつくことが多かった
ですが、現在は血液検査の抗ミトコンドリア抗体がすぐにわかることや、ウルソデオキシコール酸に
よる内服治療により肝硬変に至る症例が減ったことによりヨーロッパ肝臓学会とアメリカ肝臓学会が
2015年に名称を原発性胆汁性胆管炎変更し、日本でも2016年4月には原発性胆汁性胆管炎に
名称が変更になっておりますのでご注意ください。

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