昨日は研究会に出席してまいりました。
2018/07/08
昨日は杏林大学医学部付属病院 消化器内科医時代から何回か参加させていただいていた、
多摩消化管疾患研究会に出席させていただき、現在の腸内細菌における最先端の知見について、
滋賀医科大学医学部教授、安藤 朗 教授のご講演を拝聴してまいりました。
現在腸内細菌の研究はどんどん進歩していますが、まだまだすべての腸内細菌が同定されていないことや、
実は人間は腸内細菌に住んでもらっていること、日本人(民族)の腸内細菌は欧米人の腸内細菌に比べて
非常に上質で、欧米に比べてクロストリジウムディフィシル感染症の頻度が少ないことや、現段階での
エビデンスのある便移植治療は(ほかの人の便を自分の大腸に入れる治療)クロストリジウムディフィシル感染症
だけであること、などなど今のところクリニックの実臨床に実用化できる内容はあまりありませんでしたが、
これからの研究に、医学的に期待が持てる内容であり、今後も安藤教授のチームの研究をフォローさせて
いただきたいと思っております。