診療科のご案内

内科
風邪 / インフルエンザ / 嘔吐 / 下痢 / 便秘 / 頭痛 / 貧血 / めまい / 肺炎 / 喘息 / 胃腸や肝臓 / 胆のう / 膵臓などの
消化器系疾患 / 糖尿病や高血圧 / 高尿酸血症といった生活習慣病

内科といわれてもすぐにはピンと来ない方もいらっしゃると思いますが、内科とは院長が専門としていた胃腸や肝胆膵、糖尿病などの消化器内科や内分泌糖尿病内科から、高血圧や狭心症、心不全といった循環器内科、頭痛や脳梗塞、パーキンソン病などの神経内科、肺炎や禁煙治療、COPDといった呼吸器内科・・・や腎臓内科と多岐にわたっております。当クリニック院長の大学病院、一般病院での経験により、専門であった消化器、糖尿病はもとより、かかりつけ医としての糖尿病、高血圧、高尿酸血症といった生活習慣病から禁煙治療、骨粗鬆症まで幅広く皆様の健康増進のお手伝いをさせていただきます。

当院では風邪、嘔吐下痢、肺炎、などの感染症も別待合室、別診察室を設けており、ほかの患者様に伝染してしまう心配はないですので御安心して受診ください。006

風邪

最新の風邪診療について・・・診療所として最も多く診察するのは風邪です。風邪は風邪症候群と呼ばれ多くはウィルス性の疾患で対症療法がメインとなります。
その中でも抗菌薬(抗生物質)の必要な疾患をふるい分けするのが大切です。
風邪は一般的には田坂による風邪の分類に分けられます。さらにCENTOR scoreなどにより、抗生剤が必要かどうかにつき問診と診察から割り出していきます。

インフルエンザ

多くは秋口から冬場に流行しますが、当院では検査キットによりインフルエンザ感染かの有無につき検査を行っております。(検査時間約15分)
悪寒、関節痛、高熱などがありましたら相談ください。またワクチンを射っている方は、発熱など症状は軽く出る場合があります。

高血圧

40歳以上の日本人の約2人に1人が高血圧と言われ、まさに国民病ともいえる高血圧です。一般的な高血圧とは 本態性高血圧のことをさし、塩分制限や降圧薬を内服していただくことがおおいですが、まずは2次性高血圧を否定することが肝要です。2次性高血圧とは褐色細胞腫、クッシング症候群、甲状腺機能亢進症、原発性アルドステロン症等々です。このような病気がある場合はそちらの病気を治すと
高血圧ではなくなる場合が多く、当院での高血圧治療は高血圧ガイドラインに沿って、採血をして上記疾患を否定してから、そして塩分制限などをしてから必要であれば降圧薬処方となっております。日本人の高血圧は塩分摂取量と深い関係があるとも言われております、厚生労働省では1日10g未満、すでに高血圧の方は6g未満が目標ですが、難しいところもありますので食事の指導、お薬調節などに関しては相談ください。

ピロリ菌

当クリニックでは胃がんや胃潰瘍の発症に関係が深いピロリ菌の有無を調べる検査を行っています。(約30分)
また院長が日本ヘリコバクターピロリ学会のH. pylori(ピロリ菌)感染症認定医であることもあり、除菌相談などは気軽に応じられます。一般的にピロリ菌に感染すると菌はそのまま胃に定着し、一生感染が継続します。ですが、きちんと治療薬を服用すれば、高い確率で除菌することが可能です。
胃潰瘍や十二指腸潰瘍はもとより、何かの胃腸にトラブルを抱えている方、またご家族で胃に疾患のある方がいらっしゃる場合は一度検査を受けてみましょう。

便秘外来

当院では、院長の長年の消化器疾患への関りを元に、便秘外来を行っております。便秘と一言で言っても医学的には弛緩性便秘や痙攣性便秘、器質性便秘、薬剤性便秘、それが慢性な方や急性な方もいらっしゃいます。当院では必要に応じてレントゲン検査や大腸内視鏡を施行し、適切な薬剤を選択することで皆様の快適な排便習慣をかたちづくるサポートを行っております。

糖尿病

糖尿病とはエネルギー源であるブドウ糖を有効利用させるホルモン(インスリン)の分泌不足や機能低下している病気です。尿の量が多くなった、のどが異常にかわく、全身倦怠感、食べているのに体重が減るなどがあると、状態の悪い糖尿病である可能性があります。

高脂血症

体の中で脂質は、エネルギーの貯蔵や、細胞膜やホルモンのもととなったりして、私たちの体を保ってくれています。一般的に脂質は、肝臓で作られたり食事からとり込まれます。また脂質は血液の中で一定の量に保たれるように調節されていますが、脂質異常症(高脂血症)の方では、体内での脂質量調節が悪かったりして、血液中のLDLコレステロール(悪玉コレステロール)やトリグリセライド(中性脂肪)が多くなる、またはHDLコレステロール(善玉コレステロール)が少ないことが続いている状態です。脂質異常症(高脂血症)をほうっておくと、動脈硬化が進行していき、心筋梗塞や脳卒中(脳梗塞や脳出血)などを引き起こしやすくなります。血液中の脂質の値を測って、正常範囲に調節していくことは、動脈硬化の予防のために大切です。脂質異常症(高脂血症)が気になる方がいらっしゃればご相談ください。

禁煙外来

当院では禁煙外来を行っております。
一般的な健康保険等を使った禁煙治療での流れは、12週間で5回の診察を受けます。
初回に診察では、喫煙状況などから健康保険等で治療が受けられるかをチェックします。
その後の診察では、禁煙補助薬の処方を受けるほか、息に含まれる一酸化炭素(タバコに含まれる有害物質)の濃度を測定したり、禁煙状況に応じて医師のアドバイスを受けることができます。思ったより楽に禁煙することができます。

男性外来

抜け毛が気になる(AGA)、勃起不全で悩んでいる(ED)など、男性特有の症状もお気軽にご相談ください。お一人で悩まれずに、早めにご相談いただければ幸いです。

健康診断

当院では特定健診、調布市市民健診(集合契約特定健診、健康増進健診、結核検診、特例項目外健診、
前立腺がん検診、胃がんハイリスク検査、大腸がん検診、後期高齢者健診、肝炎ウイルス検診)、
自費健診なども実施しております。お電話にてお気軽にお問い合わせください。

皮膚科
アトピー性皮膚炎 / 蕁麻疹 / 凍瘡 / 皮脂欠乏性湿疹 / ニキビ / 水虫 / やけど / 口唇ヘルペス / 帯状疱疹 / 円形脱毛症 / AGA / プラセンタなど

一般皮膚科の診療のご相談を承っています。

近年、男女を問わず美容に関するお悩みを抱えていらっしゃる方から医療機関へのお問い合わせが増加しております。

当院でもアンチエイジングや免疫力向上を目的としたプラセンタ注射、AGA(男性型脱毛症)の治療を目的としたフィナステリド錠の処方などを行っていますので、どうぞお気軽にご相談ください。

(※ みずいぼの除去、イボの液体窒素、切創の縫合など処置を必要とする治療は行っておりません。軟膏などで治療ができる疾患を診療させていただいております。)

プラセンタ

調布市では数少ないプラセンタ注射を行なっております。
プラセンタ療法の基礎となったのは1930年代旧ソ連のフィラートフ博士が「組織療法」
にプラセンタを使用したことと言われております。その後大きな副作用もなく使われ続け、現在でも
肝疾患、更年期障害に関しても有用とされ保険適応で使用されております。更年期障害や肝障害の
病名の既についていらっしゃる方は、保険適応となる場合がありますのでご相談ください。
また現在では美容にも応用的に使用されております。ラットを用いた実験的火傷において、
プラセンタは創傷治癒促進作用を示していたり、同様にラット水中遊泳疲労試験において、
抗疲労性を認めている論文もあり、理論的な拡大解釈からのアンチエイジングにも使用されております。
当院では2種類のプラセンタである、ラエンネックとメルスモンを採用しております。
いずれも自費診療では1A(1菅)1500円での注射となっております。

AGA

AGA(エージーエー)とは、Androgenetic Alopeciaの略で男性型脱毛症の意味です。
青壮年期の男性にみられる髪が薄くなる状態のことです。
思春期以降に髪の生え際や頭頂部の髪の、どちらか一方、または両方から薄くなっていきます。
一般的に、男性ホルモンや遺伝の影響などが原因と考えられています。AGA(エージーエー)の特徴は、
その脱毛の進行パターンにあります。額の生え際から後退していくタイプ、頭頂部から薄くなるタイプ、
これらの混合タイプなどさまざまな脱毛の進行パターンがあります。AGA(エージーエー)の脱毛部には
DHT(ジヒドロテストステロン)が高濃度にみられ、これがヘアサイクルの成長期を短くする原因物質と
考えられております。成長期が短くなると、髪の毛が長く太く成長する前に抜けてしまいます。
その結果、十分に髪の毛が育たずに、細く短い髪の毛が多くなって、全体としてうす毛が
目立つようになります。これを正常なサイクルに近づけてくれるのがプロペシアやザガーロといった
内服薬になります。当院でもAGAの治療を目的としたザガーロカプセル30錠10500円、
プロペシア28錠8500円フィステナリド錠5500円で取り扱っておりますのでご相談ください。

アレルギー科
アレルギー性鼻炎(花粉症など)や食物アレルギーによる発疹、蕁麻疹など

花粉症の原因となるスギやヒノキ、カモガヤ、ブタクサなどの花粉のほか、ハウスダストやカビ、動物の毛などもアレルギーの原因です。また、特定の食品を摂取することで症状が出ることもあり、アレルギーの原因物質は日常生活のすぐそばに多数存在しています。
アレルギーは大人になってからも突然発症することもあります。血液検査などにより、原因を特定し、把握しておくことで予防できますので、気になる方はアレルギー検査を受けられてみてはいかがでしょうか。

内視鏡検査
(胃カメラ・大腸カメラ)
胃内視鏡検査および大腸内視鏡検査
胃内視鏡検査で診察可能な疾患 / 食道癌 / 逆流性食道炎 / 食道静脈瘤 / カンジダ食道炎 / 胃癌 / 胃潰瘍 / 胃ポリープ
慢性胃炎 / 萎縮性胃炎 / びらん性胃炎 / 十二指腸癌 / 十二指腸潰瘍
大腸内視鏡検査で診察可能な疾患
大腸癌 / 大腸ポリープ / 潰瘍性大腸炎 / クローン病 / 憩室症 / 腸結核 / 粘膜下腫瘍 / 大腸メラノーシス / 虚血性腸炎

先端部外径は約 5.4㎜、柔軟性のある電子スコープ(内視鏡)を口からまたは鼻から挿入して検査していきます。スコープ(内視鏡)の先端にはカメラが装着されており、モニタ-テレビ(ハイビジョン)に食道、胃、十二指腸の内部を写し出して直接観察、診断していく検査のことをいいます。
観察中に異常所見を疑った場合には、組織検査を精密検査として追加する場合もあります。つつじヶ丘ホームドクタークリニックでは、検査前に患者さんと相談し、経鼻内視鏡 (鼻から挿入することもできる細い内視鏡 )を鼻からまたは口から入れていく、経口内視鏡(口からしか挿入できないやや太い内視鏡)を口から挿入する方法を選択頂いております。過去に経口内視鏡で苦しい思いをされた方には、経口に比べて苦しくない、痛みの少ない経鼻内視鏡(鼻からも入る細い内視鏡)を口からまたは鼻からでお勧めしております。

胃カメラ(上部消化管内視鏡検査)の流れについて
検査前

お申し込み・お問い合わせについて

初診の方は、基本的には一度胃カメラ(上部内視鏡)説明や休薬薬物の説明のため受診いただけると幸いです。 お問い合わせは診療時間内にお電話で承っております。

胃カメラ前の食事について

検査の前夜の夕食は21時頃までに、いつもより少なめにとって下さい。 当日の朝は、水分は水やお茶などはいくらでもOKですので飲水ください、ですが食べ物は何も食べないようにお願いします。

  • 検査当日

    来院後当日の健康状態につき問診票に記載いただき、胃の中の泡などをきれいにする飲み物を飲んでいただきます。
    多くの場合検査を楽に受けていただく薬を注射しますが慣れている方や、すぐに用事のある方は特に注射を射つことはありませんのでお伝えください。
    体を締め付けるものは(ベルト、チョーカー、サスペンダー等)、できるだけ外してリラックスして検査を受けましょう。入歯を外し、女性の方はできれば口紅をふき取ってお待ちください。

検査

のどに麻酔をします、麻酔のスプレーはにがみを感じますが、しっかり咽頭麻酔を受けていただいたほうが胃カメラ(上部消化管内視鏡)検査が楽に受けられます。
内視鏡(スコープ)は無理に飲み込もうとせず、医師やスタッフの指示に従って軽い気持ちで飲み込んでください。のどを通ったら、ゆっくり全身の力を抜いてゆったりとした気持ちで受けましょう(力が入ると狭いのどの部分がさらに狭くなり痛みや苦しみが増すことがあります。)検査は通常10分弱程度で終わります。必要に応じ、食道・胃・十二指腸の粘膜の一部を採取し、組織検査をする場合もあります。
検査が終わった後は、薬の影響で眠気、ふらつきなどが現れる場合があるので、リカバリーソファにて約30分程度お休みいただくことが多いですが、当日予定がある方や注射を使わなかった方の休憩時間は短い場合もあります。
検査当日は車の運転は安全のため避けてただいております。

結果

基本的には検査結果のブリーフィングを当日聞くことができます。ただ、組織検査を行った場合などは、結果がでるまで2週間程度かかる場合があります。

胃カメラ (上部消化管内視鏡検査)のQ&A

Q胃カメラ(上部消化管内視鏡検査)はどのくらい時間がかかりますか?

A通常、のどの麻酔やルート作成、前処置に10~15分程度、検査自体は10分程度の時間を要します。

Q内視鏡検査で病気が感染しませんか?

Aつつじヶ丘ホームドクタークリニックでは、洗浄機を使用し、ガイドラインを遵守し、1症例毎十分な洗浄の後消毒を行ない、次の検査に使用していますのでウィルス、細菌感染を心配する必要はありません。
十分な内視鏡の本数と、洗浄機をそろえ検査に対応しております。また検査に使用される処置具(組織を採取、ポリープを切除するときに使用する機具)に関しても、ディスポーザブル(使い捨て)製品や、高圧蒸気滅菌したものを使用しておりますので安心して検査を受けていただけます

Q 胃カメラ(上部消化管内視鏡検査)は痛くありませんか?

Aつつじヶ丘ホームドクタークリニックでは検査に対する不安や痛みを少しでも減らすために、希望によって少量の麻酔薬を適正に使用し、内視鏡検査を実施しております。またいずのドクターも内視鏡件数1万例をこえる経験豊富な医師が丁寧に検査を行いますので、どなたも安心していただいて大丈夫です。また当院では苦痛が少なく、患者さんの検査に対する不安や痛みを軽くして患者さんが必要な時に、必要な検査を受けていただくことで疾患の早期発見・早期治療につなげております。
検査につらいイメージをお持ちの方や一度検査を受けてつらかった方は内視鏡検査を必要だと感じているのに受けられず、病状が進行してしまうこともあります。
特に以前に受けた内視鏡で苦しかった方、緊張・不安の強くある方などには、患者さんからご希望があれば鎮痛剤や鎮静剤を使用させていただき寝た状態で施行することも可能であります。お気軽に医師または看護師にご相談下さい。

Q 胃カメラ(上部消化管内視鏡検査)の後はどれくらいで食事ができますか?

A検査がおわってから30分~1時間ぐらいすると、喉の麻酔の効果が消えていきます。水を飲んでむせたりしなければ、食事を召し上がってください。組織を取った場合は、刺激の少ない消化の良いものを召し上がるようにして下さい。

苦痛がほとんどなく楽な大腸内視鏡検査
  • 大腸の内視鏡検査というと、苦しいのではないか?痛みが気になる、2L飲む下剤がきついという方が多いようです。しかし現在は、医師の技術と最新の検査設備によって、痛みはほとんどなく受けていただけるようになっています。また当院院長は日本内視鏡学会専門医・指導医、日本消化器内視鏡学会学術評議員も務めており大腸内視鏡検査(大腸カメラ)上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)に習熟しており、院長本人も胃カメラ・大腸カメラを定期的に受けており、受ける側の不安感や、痛みの出やすい場所を確認しておりますので、苦痛が少なく、楽な内視鏡検査を受けることができます。

大腸内視鏡検査は定期的にうけましょう

近年大腸がんが増えてきているのもあり定期的に受けていただくのを推奨いたします、以下のグラフをご参照下さい

グラフを見ますと、国立がん研究センターのデータではありますが、日本人の大腸癌患者さんの数が増加しているのがわかります。その原因 としては、生活スタイルや食習慣の変化によるものが考えられており、疫学的な研究では動物性脂肪、動物性食品(特に、獣肉、牛乳・ 乳製 品)摂取の増加による可能性が考えられており、米飯摂取・食物繊維摂取の減少、飲酒量の増加、自動化・機械化による 身体活動の低下も 大腸がんの増加につながっているという研究結果があります。 また日本で一番多い死因はがんで、その中でも、大腸がんは上位に位置しています。特に、女性のがんによる死亡者数第1位は大腸がんです。 女性のがんといえば、乳がんや子宮がんというイメージがありますが、大腸がんも忘れないようにしましょう。

早期に発見できれば完治が見込める

大腸がんは、早期に発見できれば完治するケースが多いです、しかし問題としては自覚症状が少ないことです。教科書レベルの急激な便秘傾向、便が細くなっている、便に長期間血液が混じるなどの症状で大腸癌が見つかる際には、すでに進行がんのこともあり、医師としても忸怩たる思いも致します。また肛門の違和感や出血などの症状が出ていても、痔や硬い便の通過によるものだと放置してしまったり、「大腸の検査はつらい」というイメージが先行して検査を避けてしまい、大腸がんを進行させてしまう患者様も少なくありません。進行してしまうと治癒は難しくなってしまいますので思い立ったが吉日大腸検査を受けましょう。

大腸内視鏡検査までの流れ
1. 検査までの準備や下剤の説明があるため一度受診いただき医師の診察をお受けください。
2. 検査を予約します。
3. 看護師より当日までの流れと服用中の薬などの確認を行います。
4. 問診票に記載

来院後現在の体調などの問診票に記載いただきます。問題なければ、検査用紙パンツ、検査着に着替えていただき、点滴を行います。

5. 大腸内視鏡検査を行います。

緊張を取るための鎮静剤と胃腸の動きを止める鎮痙剤を注射します。これらを使用することで、リラックスした状態で検査が受けられます。

妊娠中や授乳中の方には麻酔は使いません

妊娠中や授乳中で薬が使えない方や過去に薬が合わなかったという方には、麻酔・鎮静剤、鎮痙剤を使用せずに検査を行います。検査に際し、ご不明点やご不安なことがございましたら、どんなささいなことでもご相談ください。

検査は左下側臥位(横向きで検査開始します。)

ひとことで言えば肛門から内視鏡を挿入し、盲腸まで進めていきます。
細くて長い内視鏡(スコープ)を肛門から挿入し、大腸全体をモニターで観察します。内視鏡はとてもやわらかく、痛みはありませんのでご安心ください。病変があれば生検という細胞の検査をしたり、ポリープがあればその場で取る場合もあります。ハイビジョンを採用した内視鏡システムで高い検査精度を確保しています。通常検査時間は約15分程度ですが、お体の状況により通常より時間のかかる場合が稀になります。ご希望に応じ鎮静剤などを使用することも可能です。

食事について
  • 前日の夕食は夜9時までに、消化の良いものを召し上がり、水分を多く摂ってください
  • 水分 – お水、お茶はお飲みいただけます。むしろ脱水予防のためにしっかりお取りください。
  • 薬 – 常用している薬は事前診察時ご相談ください。
  • 下剤 – 基本的にはご自宅で下剤内服していただき、検査予定時間の15分前にご来院ください。
  • ※大腸内視鏡検査は直接大腸の様子を観察することから、固形物などが残っている場合はきれいなかたに比べると診断能力が落ちることがあります。不安な方や気になる方はクリニックでの下剤内服も可能ですのでご相談ください。

初めて大腸内視鏡検査を受ける方の40%以上に良性腫瘍である腺腫というポリープが見つかるというデータがあります、このポリープを切除することで将来の大腸がん罹患率、死亡率を半数近くに減少させることが明らかになっています。ということは、全ての方に大腸内視鏡検査を行えば、劇的に大腸がん死亡数を減らすことが可能と考えますが、国の医療経済的には現実的ではありません。そこで便潜血検査で大腸内視鏡検査を施行するか、しないかを健康診断や人間ドックでするのですが、家族に大腸がんや大腸ポリープのある方がいらっしゃる場合は便潜血陰性でも大腸内視鏡検査をお受けになることをお勧めいたします。また毎年便潜血が陰性でも50歳を超えたら一度は大腸内視鏡検査を受けることが、がん予防につながります。
大腸のポリープの切除は、将来の大腸がんの予防になります。つつじヶ丘ホームドクタークリニックでは、大腸内視鏡検査時ポリープが見つかった場合切除も行っています。
※ ポリープの状態、内服薬などお体の状況により、検査時ポリープ切除ができない場合は、専門病院をご紹介させていただきます。

検査で発見できる病気

大腸内視鏡検査では、大腸がんの早期発見はもちろん、ストレスや生活習慣の悪化から現在急増している病気のチェックも行うことができます。

大腸内視鏡検査でわかる病気

  • がん:大腸がん
  • それ以外の病気:大腸ポリープ、クローン病、潰瘍性大腸炎、大腸憩室など
  • 肛門の違和感や出血を、痔だと思い込んで放置していると、重大な大腸疾患を見落とすことになります。
すぐに日常に戻れます

着替えが済んだら、検査の結果をご説明いたします。その後は、すぐにご帰宅いただけます。鎮静剤を注射した方は、少し休んでからお帰りください。

検査後の注意点
  • お風呂 – 入浴は問題ありませんが、長風呂はおやめください。
    ポリープを切除した方は、当日の入浴はできれば避けていただいております、シャワーは大丈夫です。
当院の検査方法
  • 検査時に痛みを感じるのは、腸に空気が入ることと腸が伸びることが原因です。腸に空気を入れすぎると、お腹が張って苦しい状態になります。そこに無理に内視鏡を挿入することで、さらに腸が伸び、これが大きな痛み(伸展痛)となります。
    当院では、以下のような検査方法・検査設備を整え、痛みのない優しい大腸内視鏡検査を行っております。
受動湾曲細径大腸内視鏡

女性で内膜症・筋腫のある方や細身で骨盤の狭く前回苦痛を伴ったかたも安心です。
検査が難しいケースとして、過去に腹部開腹手術を受け癒着がある症例があげられます。また女性の場合は、手術経験がなくても、子宮内膜症や筋腫による癒着があり、内視鏡の挿入に時間がかかることがあります。また細身で骨盤の狭い方も、大腸の屈曲が強く、挿入が難しいことがあります。この受動湾曲細径大腸内視鏡なら、そのような方にもスムーズに挿入でき、苦痛なくリラックスした状態で検査を受けていただけます。

NBIを用いた内視鏡観察

NBIとは、特殊光観察の手法の1つです。通常光観察のときに用いる白色光に対し、特殊光観察では、光学特性を変換した照明光を用いて画像を強調するため、より精度の高い診断が可能です。今まで見逃されてきた小さな病変が発見できるようになるだけでなく、その病変が腫瘍か非腫瘍かも鑑別しやすくなっております。
腫瘍か非腫瘍かが鑑別できれば、大腸内視鏡検査における不要な生検を減らすことができ、出血などのリスクを軽減できます。また不要な生検を減らすことは、医療費の削減にもつながります。患者様の身体的・経済的負担を減らせる画期的な観察手法です。

拡大内視鏡

最新の拡大内視鏡は、ハイビジョン対応の高画質で、110倍までの光学ズームが可能です。微細な血管や粘膜の表層膜様までリアルに再現でき、NBIと組み合わせることで、さらに精密な観察・診断ができます。



診療科案内