インフルエンザワクチン のお話
2017/09/25
今年もインフルエンザワクチン接種がはじまりますが、噂ではやや今年はワクチンの流通量が品薄との
ことではありますのでご注意ください。
インフルエンザワクチンは、米国での論文では65歳以下の健常成人での発症予防効果は70~90%という
データが出ており、また施設内で生活をしている高齢者では、発症予防効果は30~40%とと下がるものの
入院や肺炎を予防する効果は50~60%で、死亡の予防効果は80%と報告されております。
日本でもインフルエンザワクチンの効果に関する研究はされていて、65才以上の健常なかたは45%の
発症阻止の効果があり、さらに80%の死亡を阻止する効果があったという論文があります。逆にいうと
ワクチンをうっていてもインフルエンザにかかってしまうこともありますが重症化や死亡は、かなりの確率で
阻止してくれます。安心、安全に生活するために予防接種は、転ばぬ先の杖みたいなものかもしれませんね。
当院では今シーズンのインフルエンザワクチンの予約を開始致しました。