コンゴ民主共和国でエボラ出血熱が発生中です。
2018/05/27
リベリア、シエラレオネ、ギニアで2014年から2016年まで流行し約11300人の命を
奪ったエボラ出血熱。その後の終息宣言がWHOから出されてほっとしていのも束の間・・・
現在はコンゴ民主共和国で発生しております。コンゴ民主共和国のオリ・イルンガ・カレンガ保健大臣
は5月16日エボラ出血熱を確認したことを発表し、現在までに42人が感染し、23人の死亡が
確認されているとのことです。WHOによりますとWHOが手配した治験段階のワクチン4000ダース以上
が5月16日に同国へと届けられ、今後追加のワクチン輸送がされているようです。またそのワクチンは
rVSV-ZEBOVと呼ばれるワクチンで、人体に安全でエボラウイルスに対する高い効果が期待できる
ようですが、まだ院長もそのワクチン論文は確認しておりませんのでコラムに確定的なこととしては
記載いたしません。
またコンゴ民主共和国はあまり馴染みのない国ではありますが、グローバル化された現代では日本にエボラ
出血熱が入ってこないという確証もないですので、アンテナは張っておきましょう。コンゴ民主共和国
から帰国して38度以上の発熱がある方は、エボラ出血熱は一般のクリニックではどこも対応ができない、
日本国指定の一類感染症であるため、特定感染症指定医療機関及び第一種感染症指定医療機関でのみ受け入れ
可能となっておりますので、まずは保健所に連絡しましょう。