脂質異常症(高脂血症)のお話

2017/08/03

体の中で脂質は、エネルギーの貯蔵や、細胞膜やホルモンのもととなったりして、
私たちの体を保ってくれています。一般的に脂質は、肝臓で作られたり食事からとり込まれます。
また脂質は血液の中で一定の量に保たれるように調節されていますが、脂質異常症(高脂血症)の方では、
体内での脂質量調節が悪かったりして、血液中のLDLコレステロール(悪玉コレステロール)や
トリグリセライド(中性脂肪)が多くなる、またはHDLコレステロール(善玉コレステロール)が
少ないことが続いている状態です。
脂質異常症(高脂血症)をほうっておくと、動脈硬化が進行していき、心筋梗塞や脳卒中(脳梗塞や脳出血)
などを引き起こしやすくなります。血液中の脂質の値を測って、正常範囲に調節していくことは、
動脈硬化の予防のために大切です。脂質異常症(高脂血症)が気になる方がいらっしゃればご相談ください。

診療科案内