アスピリンその古くて新しい効能

2018/04/23

昔っからある薬でおそらく皆さんもご存知のアスピリンは、すでに世に出てから115年。
そう考えると明治時代には海外では使用されていたのですね!その古くからあるアスピリンが最近
また脚光を浴びております。それは2015年に米国予防医療サービス対策委員会(The U.S.Preventive
Service Task Force)が、心血管疾患およびがん予防のためのアスピリン使用に関する勧告案を
以前より大幅にアップグレードさせて発表したことに端を発します。その理由としては欧米では最近
アスピリンによる大腸癌死亡率低下作用、転移抑制作用や食道癌、胃癌、前立腺癌、乳癌などに対する
予防効果の報告が相次いでいるからでもあります。また日本でも大腸ポリープの保有者に大腸ポリープ
を摘除して、その後のポリープの発生をアスピリンで抑制できるかどうかを比較した臨床試験が行われ
(J-CAPP study)アスピリンを飲んだ群が、有意にアスピリンを飲まなかった群よりも大腸ポリープの発生
が抑制できたというデータが出ております。院長もそろそろアスピリン飲んでみようかなっと・・・(笑)
その前に赤身肉と加工肉を控えてみます(4月14日院長コラム参照ください)!

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