肝硬変は将来的には薬で治るかも?!
2018/04/30
薬の進歩は日進月歩で発展し続けいています、多くの医師の夢である病気はなんでも薬で
治る時代も、そう遠くないかもしれません。今回は肝硬変は薬で治るかもという内容です。
今までは肝硬変がすすみ、非代償性肝硬変となるともう元に戻ることはなく、最終的には肝移植を
するしか助からないとされておりましたが、肝移植が受けられるのも適応がありすべての方が
受けれるわけではありませんしまずはドナー(提供者)がいなければなりません。そんな中
PRI-724(注射薬)は現在医師主導で第1層の治験が行われていて、非代償性のC型肝硬変患者
さん7人に投与して4人が代償性のC型肝硬変に改善したという結果が出ているようです。
そもそもこのPRI-724(注射薬)はPRISM Pharma(横浜市緑区)が創製した蛋白質間相互作用阻害薬
で肝硬変の原因になる肝臓内のコラーゲンを作る肝星細胞の働きを抑えて、線維化を抑えると
考えられています。今後第2層などのさらなる治験が進んでいく予定のようで、日本発の肝硬変治療薬
からまだまだ目が離せなさそうですね!