プラセンタ のお話
2017/08/05
現代のプラセンタ療法の基礎となったのは1930年代旧ソ連のフィラートフ博士が「組織療法」
にプラセンタを使用したことと言われております。その後大きな副作用もなく使われ続け、現在でも
肝疾患、ウイルスやアルコールで線維化した肝組織を修復や、肝細胞1個1個の組織呼吸と
新陳代謝を高める、細胞機能を活性化また肝臓などに沈着した脂肪を減少させてくれる論文
が発表されており保険適応となっております。また更年期障害患者さんを対象にした、
1回1管を1週間に3回、2週間継続して合計6回皮下投与したところ、有効率が77.4%であったという
論文もあり、更年期障害に関しても有用とされ保険適応で使用されております。
また現在では美容にも応用使用されております。ラットを用いた実験的火傷において、プラセンタは
創傷治癒促進作用を示していたり、同様にラット水中遊泳疲労試験において、抗疲労性を認めている
論文もあり理論的な拡大解釈からのアンチエイジングにも使用されております。当院では2種類の
プラセンタ、ラエンネックとメルスモンを採用しております。いずれも自費診療では1A(1菅)
1500円での注射となっております。また更年期障害や肝障害の病名の既についていらっしゃる方は
保険適応となる場合もありますのでご相談ください。