胃 黄色腫 のお話

2017/10/19

今回は胃 黄色腫についてです。これもピロリ菌と関連の深い病変であり胃の病気の多くがピロリ菌に
通じますね!胃、黄色腫はピロリ菌感染胃炎、またはピロリ菌感染の既往で認められる白色~黄色調の
平坦または丈の低い隆起として胃カメラ(上部消化管内視鏡)で認められる病変で、白色~黄色調の
顆粒状の構造として認識されます。胃 黄色腫は炎症状態の持続によって局所的に生じる組織破壊物
(免疫細胞や上皮細胞などを含む)を貪食した組織球の集簇として顕微鏡的に見られます。
これらの貪食物が比較的脂質に富んでいるから黄色調を示す、のが黄色腫の成因と考えられております。
まれに癌なども合併することもありますので経過観察が必要と考えられます。

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