IPS発表から10年超えて 今の医学の夢と現実
2018/01/28
約10年前の2007年11月20日京都大学・山中伸弥教授のグループがヒトiPS細胞(人工多能性幹細胞)
開発成功の論文が発表され当時の話題となりました。さらにそのわずか5年後2012年には、山中教授は
iPS細胞の一連の研究で、ノーベル生理学・医学賞を受賞し日本中も歓喜にわきました。この10年
iPSでなくとも確実に医学は進歩しており、現在さらに最新の研究をされている大学病院の先生やスタッフの方
には頭が下がる思いです。その代わりといってはなんですが、1年半前に大学病院の医師から実地の医師に
変わった自分は、なるべくそういった最新の情報をチェックしつつ、皆様に最新の医療を提供する窓口となる
ことができるよう、努力が引き続き必要ですね。iPSはまだ治療としては実験段階ですが、パーキンソン病、
心疾患、網膜の再生や腎臓の再生にはあと一歩のところまできているようですし、外来ををしながらそういった
提案をすることができる未来を期待しながら・・・引き続き今はいまの最新の確立された治療を実践・
提案していきます。